本図は私が描いた都市中心部の土地利用図の中で一番大きな都市です。商業・サービス業が盛んだというイメージがありましたので，これらを黒っぽい表現で浮き立たせようと思いました。結果は大体思い描いていたとおりに表現できましたが，大工町界隈に密集している飲食店と居酒屋等をより目立たせようという考えから，それぞれに模様を用いて分けてしまったため見にくくなってしまいました。これらをどちらかの模様に統一して記号で分けた方が良かったと思います。また，その他のサービス業の模様は使用する線を若干細めにすると良いバランスになると思います。ただ，地図全体のコントラストはちょうど良いと思います。

このように地図の描画の方は概ね良かったのですが，そこに貼り込む文字記号が見にくくなってしまいました。原因は，用いる文字の大きさと書体です。大きさはこれよりも1ポイント程度大きな文字の方が良かったように思います。書体はもう少し太い線を使ったものの方が模様に文字が埋もれることが無くて，もっと浮き出て見えるのではないかと思います。描画と記号や名称などの文字とのバランスも難しい問題ですね。