本図は,森本健弘・小野寺淳・中西僚太郎各氏らが調査した「茨城県八千代町栗山地区における野菜産地の形成」の中で使われた2枚の土地利用図です。本図ではトーンの濃淡を集落→農地(畑)→農地(水田)の順に黒っぽいものから白っぽいものへ変化させてみました。
このようにやろうと考えたのは,地図全体に対してそれぞれの面積を考えると集落が小さく農地が大きかったので,小さな集落を黒っぽくし,農地は白っぽくしました。また農地の中でも畑の方を水田に比べて少し黒っぽくしたのは,畑の方が水田より少し標高が高いところに作られていることが意識できるのではないかと思ったからです。
本図ではこのようにしたことによって地図に程よいコントラストが付いて地図が締まって見えるようになりました。地図を見栄え良く見せるには程よいコントラストが有ることが重要だなと思った次第です。