本図では,鹿島神宮周辺の土地利用を表現するだけでなく,鹿島神宮や鹿島城などが地形的にどのような所に立地していたかということも合わせて表現してみたかったので等高線を使って描いてみました。最初はケバ表現で台地と低地の間の傾斜地を表せば良いかと思ったのですが,秋山先生に相談したところ「等高線の方が良いのでは?」というアイデアをいただきました。そこで等高線が地図の中で程よく見える太さを探るために地図の一部分を試し製図して線の太さを決定しました。土地利用の表現では全ての土地利用を何らかの模様を使って表現しました。42年間地図製図の仕事をやってきましたが全てに模様を使ったのは初めてだと思います。