本図は旧鉾田町の中心部から北西6kmの所に位置している集落の図です。この地図を作成した頃から作物や宅地の分け方が細かくなってきたので凡例の数が大幅に増えました。そこで本図では作物が浮き出て見えるように線を使ったハッチで表現し,それほど重要ではない宅地は柔らかく見えるアミ点で表現してみました。
宅地は黒ベタと濃淡の差をつけた2種類のアミ点を使って上手く見分けがつくように表現できたのですが,作物の方は重要と思われるゴボウ・ネギ・メロンなどをそれぞれ異なったハッチで使って目立たせようとしたために何となくごちゃごちゃした感じになってしまいました。このごちゃごちゃ感をなくすには模様の数を減らすしか方法はないと思います。今の私なら,例えば根菜類であるイモ系とゴボウを一つの模様に統一する。果菜類であるメロン・トウモロコシ・豆類・落花生・加工トマトも一つの模様に統一します。そして,その中で目立たせたい物は記号の文字を太い文字に変えたり,記号を〇や□で囲んで他と違ったように見せると思います。