本図は私としては2作目の都市的な土地利用図です。これも鉾田町中心部の土地利用図と同じで調査の単位が地割りではなく家屋単位になっているため，小さい建物では模様の線が1〜2本しか入れられない物もあって判読しにくくなってしまいました。また建物と建物の間に白い部分が出来てしまうので地図全体が白っぽくなって締まりのない地図に仕上がってしまいました。そこで以後に作った土地利用図ではこれらの教訓を生かして，調査を土地の地割り単位にしていただきました。

あと，この図では地図の枠取りの仕方を間違えたため，地図全体に占める白い部分の面積が大きくなりすぎてしまいました。これは学生諸君が塗色した部分を全て製図しようとしたためです。今考えれば地図枠を方位記号に合わせて設定し，かつ，余り重要ではない左上の海岸部や新港の東側の荒れ地を一部カットして枠を設定すれば，枠も一回り小さく出来てコンパクトな地図に仕上がったと思います。