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白子町中里地区土地利用図(地域研究年報28号,2006年)

本図を製図する際に考えたのは,調査地域が九十九里浜の海岸平野に位置する場所だったので海岸に平行して出来ている砂堤列に集落や畑地が分布し,堤間低地に水田が分布しているのを描き出せればと思いデザインしてみました。そこで比高の高い部分は少し濃い目のトーンにして,低い部分を少し淡目のトーンにしてコントラストを付けてみました。しかし見返して見ると,水田の表現がもう少し白っぽい方がもっとコントラストが付いたように見えると思いました。例えば,つくば市の土地利用図のように,水田一筆に水田の地図記号を一つだけ入れるようにすれば良かったのかなと思いました(これだけ水田の面積が広いのですから一筆に一個の記号でも地図全体では十分に水田の分布が読み取れるのでは)。あとは,海岸近くに分布する宿泊施設やテニスコートなどの模様の選び方や濃度もちょうど良かったので,ある程度思った通りの地図を作ることが出来ました。本図は私の作品の中でも気に入っているものの一つです。


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