本図では商・サービス業を少し目立つようにと濃い目のトーンを使おうと思いました。しかし,商業を以前のように業種ごとに模様を変えたり,サービス業の模様と濃度が商業と似通ってしまったため駅前が雑然とした感じになってしまいました。これを直すとすればサービス業で目立たせたかった娯楽・飲食・居酒屋以外をもう少し細めの二条線に変えるだけでも見え方はすっきりするのではないかと思います。
あと本図から,凡例に初めて急傾斜地という地形を表すような項目が加わりました。そこでこれをケバで表現することにしました。今までも狭い範囲ではケバを使ったことが有るのですがこんなに広い範囲をケバで描くのは初めてだったので,緊張した覚えが有ります。
それには二つの理由が有り,一つ目はケバを描く丸ペンの研ぎ方です。ペンを紙に押し当てたときペン先が適当にしなやかに曲がってくれる腰の柔らかいペンが理想なので研ぐのに苦労しました。二つ目は描画する際の筆圧と力の抜き加減です。一本一本のケバは細長い二等辺三角形になるのが理想なので,力の入れ具合によって太いケバになったり先が余り細くならなかったりと均一なケバを描くのに苦労しました。